『生命(いのち)』という言葉が
暗闇に一粒の光となって浮かんできた。
そしてその言葉の後、
日輪、
水神
天と地
地球
受精卵
電子
そして命。
一雫の水滴が落ち、
見えない道筋に光が通っていく、
それは水脈であり、
全ての生物の血脈であり、
万物創生の瞬間の
静かで
厳かで、
儚く、
そして力強い
鼓動と共に始まる生命の輝きだった。
『あぁ、そうだったね。』
と、それを神様と共に
優しい私の暗闇で眺めた。
そう、誰もが美しくただただ愛しい存在だったんだ。